こんにちは、tailor KONGの山本です。
皆様、スーツのマナーについて意識したことはありますでしょうか？
スーツを着こなすにあたってルールが様々あるのですが、その中でも「ボタン」はかなり重要になってきます。
ボタンの留め方のマナーを知らないままだと、社会人として恥ずかしいかも…
ですが、いまさら聞けない…と思って知らないままなのは絶対良くありません。
今からでも知っていくことが重要になりますので、是非覚えていってください！！
目次
スーツのボタンのマナー
スーツを着こなすにあたってマナーが重要になってくるのですが、スーツのマナーは実はたくさんあります。
- スーツのジャケットのボタン1番下は留めない
- 着席時はボタンの全て開ける
- ポケットのフラップは外では出す、中ではしまう
- くるぶし丈の靴下はNG
- ポケットにモノを詰め込まない
- 季節の素材に合わせた生地のスーツを着る
- サイズは自分の体型に合っているものを着る
軽くご紹介だけでもこれだけあります。
この中でも特に重要なのはボタンのマナーです。
ボタンのマナーは知ったその日からすぐに行動と意識することができますので絶対に覚えてください！
アンボタンマナー
アンボタンマナーとは、スーツを着用する際にどのボタンを留めるか、または留めないかという暗黙のルールのことをいいます。
ボタンぐらいで…と思われる方もいらっしゃると思いますが、実際知らないままスーツを着用していると自分の」知らないところで印象が悪くなっていてもおかしくありません…
ではボタンの数別に紹介していきましょう
・１つボタンの場合
ボタンが一つのスーツは基本はフォーマルなスーツが多いです。
1つボタンの場合、ボタンは留めることが必須となりますのでボタンは留めるようにしてください。
・２つボタンの場合
２つボタンからシングルとダブルの場合と分けられます。
２つボタンのダブルスーツ
この形のスーツはあまり着られている方が少ないので、見かけられることが少ないかと思いますが、横にボタンが並んでいてボタンとしての役割があるのは１つのみになり、１つボタンの場合と同じになりますのでボタンを留めることが必須です。
２つボタンのシングルスーツ
この形のスーツが１番多いのではないでしょうか？
ビジネス用のスーツに最も用いられるボタンの数で、この場合は１番下のボタンは開けておくことが必須となります。
・３つボタンの場合
３つボタンのスーツはシングルスーツのみで２種類あります。
第１ボタンがラペルの折り返しにボタンがついている場合
この場合のスーツは第１ボタンが飾りとして付けられているボタンで、スーツを立体的に見せるためについています。
なので２段目の真ん中のボタンのみ留めて、１番下のボタンは外しておく着こなしとなります。
ボタンの留め方は２ボタンの場合と同じようなVゾーンの広さとなるので、立体的に見せることが可能となります。
ラペルの下にボタンが３つ付いている場合
こちらの場合は第１ボタンから留めて１番下のボタンは外しておく着こなしが正しい着こなしとなります。
Vゾーンが狭くなるので少し硬い雰囲気を感じさせ、近年では減ってきているデザインになります。
レトロな雰囲気でスーツを着こなしたい方にはオススメとなりますのでお好みで試してください！
・４つボタンの場合
シングルでの４つボタンのスーツはラペルがかなり短くなります。
第１ボタンから留めて、もちろん１番下のボタンは外して着こなしましょう。
近年ではあまり見かけることがないデザインにはなっているので見かけることは少ないとは思いますが、覚えていてください。
ダブルスーツの場合はボタンの並び方で留め方が異なってきます。
ボタンが並んでいる場合
ボタンが２列直線に並んでいる場合は両方を留めるようにしましょう。
下のボタンを開けてしまうと、４つボタンの場合はVゾーンが広いため、固定されないのできっちり留めて下さい。
ボタンがV字型に並んでいる場合
この場合は上のボタンが離れているため、留めれないと思います。
飾りボタンとなりますのでその場合は下のボタンのみ留めるようにしてください。
・６つボタンの場合
この場合も４つボタンのダブルスーツの場合と同じになっていて、ボタンの並び方で留め方が違ってきます。
ボタンがY字型に並んでいる場合
ダブルスーツだとこのデザインが１番多くなります。
この場合は第２ボタンのみ留めましょう。
ボタンがV字型に並んでいる場合
この場合は一番下のボタンのみが留めれるデザインとなっていますので、１番下のみを留めるようにしてください。
ボタンが直列に並んでいる場合
この場合のみ例外となっています。
３つボタンが並んでいる場合は全て留めるようにしてください。
・ベストを着用する場合
ベストを着用する場合は、ジャケットのボタンは全て開けておくことがマナーとなっています。
そして、ベストの１番下のボタンは開けておくことがベストを着用する際のマナーとなります。
どうしてボタンを留める必要があるのか？
ボタンを留める理由としてですが、中に着用しているシャツは本来肌着としての扱いでした。
そのため、肌着を見せないようにするためにボタンを留めて隠している。といった理由があります。
なのでベストを着用する場合は、ベストですでにシャツを隠してくれているのでボタンを留める必要が無いということになります。
この名残がそのままマナーとなっているということですね。
１番下のボタンを留めない理由
シングルスーツでもダブルスーツでもですが、１番下のボタンは留めない、というパターンがほとんどなのですがこれには理由があります。
理由としては、スーツの型崩れシワを防ぐために１番下のボタンを外しています。
１番下のボタンを留めないことによって、下が固定されないのでシワが出来ずらくなり、美しいシルエットを保つことが可能となります。
また、その理由の延長戦として、【着席時はボタンを全て外す】というマナーが存在します。
着席時はどうしてもボタンを留めたままだと、ウエスト周りにシワが出来てしまうのですが、それを防ぐために、ボタンを着席する際は外すのがマナーとなります。
ボタンを外しながら着席して、立ち上がるときにボタンを留める。
この流れをいかにスマートにできるかによって大人としての品を感じざるを得ないですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
ボタンの留める、外す
この何気ないマナーですが、しっかり守ることによって周りからの見られ方も全く変わってきますし、違って見えてきます。
是非参考にしていただき、かっこいいスーツライフを送っていただきたいです！
カッコいいスーツライフを送るには自分の体型に合った、自分好みの色でデザインすることが可能なオーダースーツがオススメです！
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